近代以前の社会では、職業はおのずと定められていることが多く、選択の幅はきわめて小さかった。さらに、生まれて死ぬまで同じコミュニティのなかで暮らす人が多かった。
それに対して近代社会では、人びとは自由に職業を選択できる。また国内ならば自由に移動することもできるし、自由に起業したり、趣味やボランティアのサークルをつくって活動することもできる。
つまり、近代社会では一人ひとりの「自由」という理念が大切にされ、さまざまな自由な活動が保証されている。そしてそれに対応して、社会の側も、不特定多数の人びとやモノや情報がさまざまに行き交う空間となっていうのである。
問い:この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1 近代以前、人はずっと移動せずに暮らしてきたが、近代以降は移動の自由を得た。
2 近代社会では個人の自由が重視され、職業選択や移動等の活動も自由になった。
3 近代以前は自由がなっかたため、近代社会の人びとはそれを非常に大切に考えている。
4 近代社会になって自由が保証されたが、人も情報も多すぎて社会が不安定になった。
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