和服
和服の「和」は日本の別称ですが、時には「呉服」とも言います。これは、三国時代のときに呉の織物や着物の縫製方法が日本に伝わったことにあるされます。呉は中国の服という意味です。
和服は動きにくいですが独特の美感を持ち、動きの制限が逆に特殊な身のこなしを必要とします。だから茶道や華道、あるいは日本剣術などにおいても正式な練習着として今でも使われています。
また、初詣、成人式、お見合い、結婚式などの式典ではいまだに多用されます。和服そのものはありませんが、柔道着や空手着も、和服を改造してできた物です。
下駄
下駄は元々日本の履物で、和服に合わせて履きます。しかし、一昔前までは、男が学生服に合わせて履くと、粗野な人と言う悪い印象がありました。これを「蛮カラ」と言います。
以前は未舗装の砂利の道路を歩くには、歯が付いた高い下駄は便利でした。しかし舗装された道路を下駄で歩くとうるさいので、段々下品なイメージになったのです。
しかし、和服を着る機会の多い女性が下駄を履くことは依然多く、また女性が履くと可愛らしいので人気が回復しているそうです。
浴衣
浴衣は和服の一種で、よく夏に着用します。正式な和服は振袖です。しかし、特に女性の振袖は着るのが大変で、髪も正式な日本髪にして服に合わせます。
また動きにくく、トイレも大変です。そこで、清涼で簡便な浴衣がよく着られています。浴衣は薄い一枚の服と帯だけで、着るのは簡単です。それに、髪も普通のままでかまいません。
夏祭りや花火見物には、浴衣を着た若い女性がとても多いです。洋服姿だけを見慣れていると、ちょっと浴衣を着ればまた別人のように可愛く見える人もいます。
和服着る職業
落語家や相撲取り、芸者と言った日本古来からの職業では和服が仕事着です。あるいは、お茶やお花などの伝統芸能でもかならず和服で稽古をします。
また、和服そのものではありませんが、柔道、空手、剣道などの日本の武術、武道、スポーツでは和服を基調とした練習着を着用します。
和服は束縛が多いので動きにくく、着崩れしやすい服装です。しかし身に着けていると所作が細やかに、姿勢が美しくなると言う利点もあるのです。
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