Japan, the Beautiful, and Myself
川端康成
Kawabata Yasunari
今回の内容
日本文化相关知识
思考题
演讲词内容简介
演讲词所涉及各领域事项
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『美しい日本の私――その序説』Japan, the Beautiful, and Myself
思考题
日本人的生死观是怎样的?与西方的有何不同?
日本人怎样看待自然?
如何解读日本人的审美意识?
何为“虚无”、“虚空”、“无”?
内容?あらまし
芸術観?文化論
日本人の美の心を端的に語った『美しい日本の私―その序説』は、世界に向かい、広く日本の古典文学?芸術を紹介し、その根底をなす伝統的な日本人の心性(しんせい)や思想の特質、西欧と異なる死生観などを説いた日本文化論であると同時に、現代の日本文学者?川端自身の心根にも、その伝統が脈々と受け継がれていることを宣言した記念碑的な作品である。
『美しい日本の私―その序説』は、道元などの僧の和歌を引用解釈しながら、〈雪月花〉に象徴される日本美の伝統、こまやかな美意識、万有が自在に通う空、無涯(むがい)無辺(むへん)、無尽蔵の心の宇宙などの世界観のありようが、流麗な文章でとらえている。有無相通じる〈無〉の心が、〈一輪の花は百輪の花よりも花やかさを思はせる〉という美の秘密を成立させている趣旨に、スウェーデン?アカデミーの聴衆は深い感銘を受けた。
演讲后续『美の存在と発見』
『美しい日本の私―その序説』の延長線上に位置し、未熟ではあるが、その具体的事例?実践的なものとして措定できる論が、翌年1969年(昭和44年)5月にハワイ大学で講演発表した『美の存在と発見』である。
『美の存在と発見』では主として『源氏物語』に触れられており、〈もののあはれ〉論が述べられている。
演讲词构成
文章内に川端の付けた小見出しはないが、朝日新聞では紙面に講演録を記載するにあたり、
「雪月花に美の感動」、
「『無』は心の宇宙」、
「美の糧『源氏物語』」
というおおまかな三段階の小見出しを付けている。
事項
芸道:歌、花道、茶道
宗教:禅宗、仏教
建築:日本庭園
文学:後述
自然:雪月花
僧
道元(どうげん)
明恵(みょうえ)
良寛(りょうかん)
一休(いっきゅう)
親鸞(しんらん)
池坊専応(いけのぼう せんおう)
文学
『伊勢物語』
『古今集』
『枕草子』
『源氏物語』
『新古今集』
永福門院(えいふくもんいん または ようふくもんいん)=西園寺 鏱子(さいおんじ しょうし)
『千羽鶴』
観
美意識
死生観
世界観
作品評価?解釈
「雪月花に美の感動」
1 道元(1200-1253)
春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて 冷しかりけり
In the spring, cherry blossoms,
in the summer the cuckoo.
In autumn the moon, and in
winter the snow, clear, cold.
春花秋月杜鵑夏,
冬雪皚皚寒意加。
2 明恵(1173-1232)
雲を出でて 我にともなふ 冬の月
風や身にしむ 雪や冷たき
Winter moon, coming from the
clouds to keep me company,
Is the wind piercing, the snow cold?
冬月撥雲相伴隨,
更憐風雪浸月身 。
3 明恵(1173-1232)
隈もなく 澄める心の
輝けば 我が光とや 思ふらむ
心境無邊光燦燦,
明月疑我是賠光。
4 西行
あかあかや あかあかあかや あかあかや
あかあかあかや あかあかや月
月儿明明月儿明,明明月儿明明月。
明明皎皎明明皎,皎皎明明月兒明 。
5 良寛
形見とて 何か残さん 春は花
山ほととぎす 秋はもみぢ葉
秋葉春花野杜鵑,
安留他物在人間。
6 良寛
霞立つ 永き春日を
子供らと 手毬つきつつ この日暮らしつ
漠漠烟霞春日永,嬉戏玩球陪稚童。
浮雲霞彩春光火,終日與子戲拍球。
7 良寛
いついつと 待ちにし人は
来りけり 今はあひ 見て なにかおもはむ
久盼玉人翩然来,今朝相会复何求。
望斷伊人來遠處,如今相見無他思。
8 一休
問へば言ふ 問はねば言わぬ
達磨どの 心のうちに なにかあるべき
有问即答否便罢,
达摩心中有万法。
9 一休
心とは いかなるものを
言ふならん 墨絵に書きし 松風の音
若問心靈為何物,
恰如墨畫松濤聲。
10 小野小町
思ひつつ 寝ればや人の
見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを
好きな言葉
仏界入り易く、魔界入り難し。
逢仏殺仏。逢祖殺祖。
事项
(A)★道元禅師の「本来の面目」の歌
(A)★明恵上人(樹上の坐禅の絵で知られる華厳宗の僧)
(B>☆雪月花
(A)★茶道(『千羽鶴』は俗化した茶道否定の作品)
(A)★道元禅師の「春は花」の歌
(A)★良寛の「形見とて」の歌の他に四つの歌
(B>☆『末期の眼』(芥川竜之介、古賀春江)
(A)★一休禅師
(A)★禅について
(A)★一休禅師(「問へば言ふ」の歌、「心とは」の歌)
(A)★道元禅師(「見ずや、竹の声に」の『正法眼蔵』の一節)
(B>☆池坊専応(花道)
(B>☆庭園(枯山水)
(A)★茶道、利休(「和敬清寂」の茶道、茶室)
○陶器(「陶工による人工ではなく、窯のなかの自然のわざ」)
(A)★池坊専応(「花によるさとり」「禅の影響」)
○『伊勢物語』『古今集』『枕草子』
○源氏物語(「日本の最高の小説」という)
○『新古今集』
○『古今集』の小野小町
○永福門院の歌
(A)★明恵上人 (西行法師と物語り、「東洋の「虚空」、無」がある)
(B>☆川端の作品 (「西洋のニヒリズムという言葉はあてはまりません。心の根本がちがう」)
(A)★道元禅師(「四季の歌も「本来の面目」と題されておりますが、四季の美を歌いながら、実は強く禅に通じたものでしょう。」)
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