「食べるために働く」という言葉があります。人が生存していくには、やはりお金がかかるのであり、お金を得るためには、やはり働かなくてはなりません。いまはさらに「働き甲斐」や「夢の実現」などが働くことの大きなファクターになっていますから、仕事があって、それが自分のやりたいことと一致していれば、言うことはないわけです。
でも、現実にはなかなかそうもいかなくて、目の前にあるのは希望とはまったく違うものだけれども、転職するのもたいへんだから、いやいや会社に通っているという人も多いでしょう。子供がいる人などはなおさら自分勝手もできず、毎日が我慢の連続かもしれません。ときには「お金さえあったら好きなことができるのに」「誰かオレを養ってくれないかな」という気持ちになることもあるのではないでしょうか。
ときどき「もし宝くじで三億円が当たったら、仕事をやめて遊んで暮らす」という言葉を聞くことがあります。たしかに、お金さえあれば働かなくていいような気がします。しかしーと、そこで私は考えるのです。もしお金があったら、人は本当に働くのをやめるでしょうか。案外、そうでないのではないでしょうか。
問い:この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1 人が働くのは収入を得るためだが、お金があっても、働き続けるだろう。
2 人はやむを得ない理由で働いており、お金がたくさんあったら働かないだろう。
3 子供がいるひとは、金持ちになったとしても、子供のために働くのをやめない。
4 人はお金のために働くのであり、お金があれば自分の夢を実現しようとする。
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