昔々、馬鹿婿さんが、お嫁さんの実家に行きました。久しぶりに娘の婿の顔を見た実家のお母さんは、たいへん喜び、何かうまいものでも食べさせようと思って団子を作って食べさせました。
从前,有一个笨女婿去丈母娘家拜访。很久没见到女婿的丈母娘满心欢喜,就想弄些好吃的给他尝一尝,于是做了丸子给他吃。
馬鹿婿さんは今までにこんなにうまい物を食べた事がなかったので、「うまい!うまい!」と食べながら「こりゃー、なんと言うかい、家に帰ってから嫁さんに作ってもらうけん、名前ば教えてくれんかい」と嫁のお母さんに尋ねました。お母さんは「こりゃー、団子て言うバイ、そいけんお前は忘れんごと、ダゴ、ダゴ、ダゴ、て、言いながら帰えなさい」と鹿婿に言いました。
笨女婿从来没吃过如此美味可口的东西,他一边吃一边称赞:“好吃!好吃!”并问丈母娘说:“这个叫什么呀?回家我让媳妇也做,请您告诉我它的名字吧。”丈母娘说“这个叫丸子。要是你担心忘记的话,那你就念着丸子,丸子,丸子回家吧。”
馬鹿婿が「ダゴ、ダゴ、ダゴ」と言いながら帰っているうちに、大きな石がありました。馬鹿婿は思わず「ピョントコ」と言って跳びました。馬鹿婿はそれからあとは団子は忘れてしまうて「ピョントコ、 ピョントコ」と言いながら帰って行きました。
笨女婿果然一边往回走一边念道“丸子、丸子、丸子”。途中他碰到了一块大石头,他本能地喊了一声:“嘿哟!”就跳了过去。之后笨女婿就把丸子给忘了,于是他一边往回走一边又念道"嘿哟!嘿哟!”
そして家に着くなり「ピョントコば作ってくれんね」と言うと、嫁さんは何事か分からず「ピョントコ」て、なんてん、知らん、家にはそんがいとはなか」と言うと「ピョントコちゅうぎ、ピョントコくさい」と言います。
一回到家,笨女婿就对妻子嚷道:“你给我做'嘿哟'好吗? ”妻子不明白他说的是什么,就说:“'嘿哟'是什么东西呀?我们家也没有啊。”笨女婿一再重复:"'嘿哟'好吃,我要'嘿哟'。”
困り果てた嫁さんが「ピョントコて、なんねー。」とまた言うと、馬鹿婿は面倒くさくなって「ほんに判らんなぁ、馬鹿もんが。」と言うて嫁さんの頭を叩きました。すると嫁さんの頭に大きなタンコブができました。嫁さんは「こりゃー、お前さんが叩いたけん、団子のごと張りれあがった...」と言いました。馬鹿婿さんは「ほんなことー、その団子、団子」と言うたと言う話ですたい...
困惑至极的妻子又问:“ 你说的'嘿哟'究竟是什么呀?”笨女婿变得不耐烦了:“你真的不懂吗?笨死了!”说着就朝妻子的脑袋用力地敲了一下。顿时妻子的头上长出一个大大的包。妻子说:“喂!你干嘛敲我呀?你看,都肿得像个丸子啦。”“没错!没错!就是丸子。”笨女婿才恍然大悟。
本期主播:aki
本期小编:KUMO
责任编辑:日语之声
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