第二話 みんなのカフェ
パンダ:僕の家の朝は早いです。朝起きて一番に中庭に集まって家族みんなで太極拳をします。お爺ちゃんが中国拳法の達人だからです。太極拳が終わったら、朝ご飯を食べます。
熊猫:我家的早上很早就开始了。早上起来第一件事是在院子里集合,一家人打太极拳,因为爷爷是中国拳法的高手。太极拳结束之后,就吃早饭。
パンダママ:いつまで寝てるの?
熊猫妈妈:要睡到什么时候?
パンダ:今日動物園休みだから、寝かせて。
熊猫:因为今天动物园休假,然我睡吧。
パンダママ:みんなとっくに起きて太極拳やって、朝ご飯食べるわよ。
熊猫妈妈:大家早就起来打太极了,在吃饭呢。
パンダ:太極拳でしょう?ベットの上でやる。
熊猫:打太极拳?在床上打啊。
パンダママ:まったくもう。
熊猫妈妈:真是的。
パンダ:ああ、吸わないて。
笹子:お疲れですか?
笹子:很累吗?
ペンギン:最近運動不足だから、肩こちゃって。笹子さん、ちょっと、肩揉んでくれない?
企鹅:因为最近运动不足,肩膀不舒服。笹子小姐,啊,帮我揉揉肩吧。
笹子:ええと。
笹子:哎……
ペンギン:どうしたの?
企鹅:怎么了?
笹子:ちょっと、肩が見つからなくて、ペンギンさんの肩って、どこにあるんですか?
笹子:哎,肩膀找不到啊,企鹅的肩膀在哪里啊?
ペンギン:え?ここだよ、わかるでしょう?
企鹅:哎?这里啊,明白了吗?
笹子:分かりません。
笹子:不明白。
ペンギン:じゃ、白熊君、肩揉んでくれる?
企鹅:那么,白熊君给我揉揉肩吧。
白熊:いいよ。
白熊:好的。
ペンギン:刺さってる、刺さってる。
企鹅:刺到了,刺到了。
笹子:いらっしゃいませ。
笹子:欢迎光临。
白熊:いらっしゃい。
白熊:欢迎光临。
ペンギン:や、パンダ君。
企鹅:呀,熊猫君。
パンダ:ペンギンさん、来てたの?
熊猫:企鹅先生来了?
ペンギン:動物園のバイト、今日休み?
企鹅:动物园的兼职,今天休息吗?
パンダ:うん、笹子さん、いつもの。
熊猫:嗯,笹子小姐,跟平常一样。
笹子:はい、竹大盛りね。
笹子:好的,大份的竹子。
パンダ:白熊のお店、今日も人いっぱいだね。
熊猫:白熊的店,今天人也很满。
ペンギン:コーヒーも食べ物も美味しいよね。
企鹅:咖啡和吃的东西都很美味。
パンダ:おしゃれだしね。
熊猫:很干净的啊。
ペンギン:そうだね。
企鹅:是的呢。
パンダ:おしゃれな女の子がいっぱいだね。
熊猫:漂亮小姐姐也有很多呢。
ペンギン:そうだね。
企鹅:是的呢。
パンダ:珍しい動物も来てるよね。
熊猫:有很多珍奇动物来了呢。
ペンギン:そうだね。
企鹅:是的呢。
パンダ:カフェやってる白熊君って格好良くない?
熊猫:做咖啡的白熊君看起来很帅呢。
ペンギン:そう?
企鹅:这样吗?
パンダ:まあ、お客でダラダラしてるペンギンさんは特には格好良くないね。
熊猫:嘛,作为客人喋喋不休的企鹅先生特别地不帅呢。
ペンギン:僕と比べるのはやめてくれない。あ、白熊君、カフェモカ頂戴。
それは卓袱台。
それは宿題。
それは兄弟。
頂戴ね。
企鹅:不要拿我比啦。啊,白熊君,咖啡摩卡来一杯。
那是矮饭桌。
那是家庭作业。
那是兄弟。
给我啊。
白熊:はい、カフェモカ。
白熊:好的,咖啡摩卡。
ペンギン:普通にやってよね。
企鹅:正常点好吧。
白熊:どうぞごゆっくり。笹子さん、ちょっと出てくるね。
白熊:请,慢慢地吧。笹子小姐,我出去一下。
笹子:うん、はい、白熊さん、いってらっしゃい。
笹子:嗯,是的,白熊先生,一路顺风。
パンダ:そうだ、僕もカフェを開いてみたらどうかな?
熊猫:说起来,我也开一个咖啡厅的话怎么样?
ペンギン:パンダ君が?
企鹅:熊猫君吗?
パンダ:パンダカフェ。
熊猫:熊猫咖啡吧。
ペンギン:そのまんまだね。
企鹅:照原样啊。
パンダ:どんなカフェにしようかなあ?まったりできる、レトロなカフェがいいな。
熊猫:做什么样的咖啡厅呢?悠闲地,复古的咖啡厅很好。
ペンギン:うん、コンセプトは悪くないね。
企鹅:嗯,这个想法不差呢。
パンダ:いらっしゃいませ。可愛いな、僕。
熊猫:欢迎光临,可爱吧,我。
ペンギン:自分で言わないで。
企鹅:自己就不要说了吧。
パンダ:それでね、お店の中にね、僕のコレクションも飾ろかな。
熊猫:这样的话,店里面,装饰上我的收藏品吧。
ペンギン:パンダ君のコレクションって、パンダグッヅ?
企鹅:熊猫君的收藏的话,熊猫产品吗?
パンダ:そうだよ、可愛いよ。何?
熊猫:是的呢,可爱吧,什么?
ペンギン:パンダ推しだね。
企鹅:熊猫强迫症啊。
パンダ:何か問題ある?
熊猫:有什么问题吗?
ペンギン:いや、いいけど、それから?
企鹅:没有,很好,然后呢?
パンダ:当店のおすすめは日替わり竹ランチです。お品書はこちらです。竹特上、竹上、竹並み、若竹煮、竹ずし、竹かまぼこ…竹定食、松、竹、梅。
熊猫:小店的推荐菜是每天变化的竹子午餐。菜单在这里哦,特级竹子、上等竹子、普通竹子,煮嫩竹、竹子寿司、竹子鱼糕……竹定食、松、竹、梅。
ペンギン:ちょっと、ちょっと。パンダ君の好物しか置いてないじゃない、そのカフェ。
企鹅:等一下,等一下。都放着熊猫君喜欢的东西,这个咖啡厅。
パンダ:僕の好きな物は、皆もきっと好きだよ。美味しいよ、竹。
熊猫:我喜欢的东西,大家都一定会喜欢,很美味的,竹子。
ペンギン:生魚は置いてないの?
企鹅:不放点生鱼吗?
パンダ:カフェに生魚は置いてないでしょう?
熊猫:咖啡厅会有生鱼吗?
ペンギン:カフェに竹なんて置いてないでしょう?
企鹅:咖啡厅会有竹子吗?
パンダ:白熊カフェには置いてあるよ。
熊猫:白熊咖啡厅就有啊。
ペンギン:頼むのバンダ君だけでしょう?僕やっぱり生魚置いてほしいね。
企鹅:只有熊猫会点吧,我还是希望能够放生鱼。
パンダ:そう、若竹煮ならあるよ。
熊猫:是嘛,有煮嫩竹子哦。
ラマ:ぜんぜん違うジャンルですね。
大羊驼:完全不是一个类型哦。
ペンギン:だよね。だいたいその竹定食の松、竹、梅って紛らわしいよ。
企鹅:是的呢。大概那种套餐中的松、竹、梅会混淆的啦。
パンダ:そうかな。
熊猫:是的呢。
ペンギン:まあ、竹中心のメニューだと、お客さんはあんまり来ないよ。
企鹅:嘛,以竹子为主的菜单的话,客人不太回会来的吧。
パンダ:え?絶対来るよ。
熊猫:哎?绝对会来的吧。
ペンギン:なんでそう思えるの?ラマさんはパンダカフェ来てくれるよね。
企鹅:为什么会这么想呢?大羊驼回来的吧。
ラマ:僕竹食べるとお腹痛くなっちゃうんです。
大羊驼:我吃竹子的话,肚子会痛的哦。
パンダ:どうしよう?、ペンギンさん。
熊猫:怎么了?企鹅先生。
ペンギン:普通の料理も出したら。ほら、パスタとかさあ。
企鹅:一般的菜也放一点吧。看,意大利面之类的。
パンダ:いいね、竹パスタ。
熊猫:好的呢,竹子意大利面。
ペンギン:いや、竹忘れよう。
企鹅:不,忘了竹子吧。
パンダ:やって見たいなあ、パンダカフェ。
熊猫:做着试试看呗,熊猫咖啡厅。
白熊:悪い予感がするね。
白熊:有一种不祥的预感。
パンダ:いらっしゃい。
熊猫:欢迎光临。
白熊:戻してね。
白熊:给我换回去。
パンダ:はい、竹いっちょ。大盛りできますよ、どうしますか?
熊猫:是的,竹子一份,大份的哦,怎么了?
白熊:戻してね。
白熊:给我换回去。
ペンキン:パンダ君じゃ駄目だね、僕がカフェやるよ。
企鹅:熊猫不行哦,我想开咖啡厅。
パンダ:どんなカフェなの?
熊猫:怎么样的咖啡厅呢?
ペンギン:そうだね、ペンギンカフェ。
企鹅:是的呢,企鹅咖啡厅。
パンダ:そのまんまだね。
熊猫:照抄啊。
ペンギン:いやいや、和風のカフェなんだよ。メニューはそうだな、生魚とアルコールが中心から。
企鹅:不是哦,和风的咖啡厅哦。菜单是这样的,以生鱼和酒为主。
パンダ:和風カフェっていうより、お寿司屋さん見たいなメニューだね。
熊猫:与其说是和风咖啡厅,不如说是寿司店的菜单呢。
ペンギン:コンセプトは四季おり売りの新鮮な海の幸を、店主が選んだ、こだわりのお酒でいただけるカフェ。
企鹅:理念是四季都卖新鲜的海产品,店主精心挑选,提供很讲究的酒水的咖啡厅。
パンダ:それカフェじゃなくて、お寿司屋さんじゃない?
熊猫:这不是咖啡厅,是寿司店吧?
ペンギン:カフェの真ん中には水槽置いてね、水槽の中では魚が泳いでいて。お客さんは自分の選んだ魚を食べられるの。
企鹅:咖啡厅的中间放着水箱,水箱中间有鱼在游泳,客人吃自己选的鱼。
パンダ:生簀があるカフェなんでないよ。カフェっぽさも入れてよ。
熊猫:也没有带鱼池的咖啡厅,放点咖啡厅元素的东西吧。
ペンギン:カフェっぽさ?入ってない?ペンギンカフェだよ。
企鹅:咖啡厅元素的?不是已经有了吗?企鹅咖啡厅啊。
パンダ:名前だけでしょう。
熊猫:只是名字有而已啊。
笹子:だったら、コーヒー出したりしたらどうですか?
笹子:所以,放咖啡怎么样?
ペンギン:市場まで魚の仕入れがあるかな。そこなで手が回るかな。
企鹅:我要在市场买鱼,顾及不到啦。
パンダ:やめちゃえば、カフェ。
熊猫:不要开啦,咖啡厅。
ペンギン:何言ってるの?やるよ、僕は。
へ、いらっしゃい。旦那、何しやしょうか。
企鹅:为什么这么说?我要开。
欢迎光临,先生,想要点点什么?
白熊:戻してね。
白熊:给我返回原样。
ラマ:ラマカフェはどうですか?
大羊驼:大羊驼咖啡厅怎么样?
パンダ:どんなカフェ?
熊猫:什么样的咖啡厅呢?
ラマ:ラマがいるカフェなんですけど。
大羊驼:有大羊驼的咖啡厅。
ペンギン:そのまんまだね。
企鹅:又照抄啊。
パンダ:コーヒー運べるの?
熊猫:你会搬运咖啡吗?
ラマ:バランス次第です。コンセプトとしては店内のラマに草をあげたり、毛繕いしたり、自由に可愛がって、いいカフェなんです。
大羊驼:那看我的平衡能力了。理念是店内给大羊驼喂草,修理毛,自由地爱护它们的很好的咖啡厅。
ペンギン:へ?猫カフェみたいだね。
企鹅:哎?像是猫咪咖啡厅啊。
ラマ:なんだって、毛繕いできるんですよ、すごくないですか?
大羊驼:不管怎样,可以修理毛,是不是很厉害?
ペンギン:そうかな、楽しいのそれ?
企鹅:这样啊,很好玩吗?
ラマ:しかもですね。好きなラマを選んで一緒に外でお散歩できたりするんです。
大羊驼:还有呢,可以选择喜欢的大羊驼一起散步。
ペンギン:じゃ、このラマ。
企鹅:那么,这个大羊驼。
店員:ありがとうございます。
店员:谢谢。
ペンギン:ちょっと、草食べってかない?少し塩気が足りないね。
企鹅:等一下,要吃草吗?盐分有点不足。
ラマ:素敵でしょう?
大羊驼:很棒吧?
ペンギン:楽しいかな、それ。
企鹅:不好玩啊,那个。
パンダ:やっぱりパンダカフェが一番だよ。
熊猫:果然还是熊猫咖啡厅最好啦。
ペンギン:ペンギンカフェじゃない?ねえ、白熊君はどう思う?
企鹅:不是企鹅咖啡厅吗?哎,白熊君怎么想?
白熊:うん、ラマカフェ?
白熊:嗯,大羊驼咖啡厅?
ラマ:ほらね。
大羊驼:是吧。
パンダ:笹子さんは?
熊猫:笹子小姐呢?
笹子:はい?
笹子:嗯?
パンダ:どのカフェがいいと思う?
熊猫:你认为那个咖啡比较好呢?
笹子:うん、そうですね。笹子カフェ?
笹子:嗯,这样啊,笹子咖啡厅?
パンダ:やっぱりパンダカフェだよね。
熊猫:果然是熊猫咖啡厅比较好。
ペンギン:え?ペンギンカフェでしょう?
企鹅:哎?企鹅咖啡厅比较好。
ラマ:いえいえ、ラマカフェですよ。
大羊驼:不不,大羊驼咖啡厅比较好。
笹子:ちょっと、聞いてくださいよ。
笹子:等会儿,请听一下。
白熊:うん、どんなの?
白熊:嗯?怎么了?
パンダ:パンダっぽい笹子さんがいるんでしょう?
熊猫:长得像熊猫的笹子小姐也有的啊。
ペンギン:え?それじゃパンダカフェと変わらないじゃない?
企鹅:哎?这样的话不还是熊猫咖啡厅,没有变吗?
ラマ:いえいえ、ラマっぽい笹子さんが…
大羊驼:不不,大羊驼样子的笹子小姐也有啊……
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