万葉集の華麗なる表記
百年は古い、と言いましたが、固有の文字を持たなかった日本語の中に漢字が入ってきた遠い昔に思いを馳せると、百年なんて短い時間です。その遠い昔の日本語について語る資格は、ぼくにはないのですが、ちょっとだけふれないわけにはいきません。
今から千二百年くらい昔に編まれた最古の歌集、万葉集があります。日本人ならだれでも、名前だけは知っているはずです。どんな歌があるかというば、
おいららは今は罷らむ子猫鳴くらむそれその母もおいらを待つらむ
記憶良くないですなあ。だいぶ違います。これではパーティーを中途で抜け出す半猫人の歌になってしまう。
正しくは、山上憶良が宴の席を中途で退出したときの歌です。
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も吾を待つらむそ
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれ負ふ母も吾を待つらむそ
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむそ
三つ並べましたが、これは記憶があやふやなのではありません。いま書棚から抜き取った三冊の本には、それぞれに違う③種類が印刷されています。
つまり、万葉集の読み方はずいぶんややこしい。なかでも難解で有名なのは、巻一の九番のこれです。
莫囂圓隣之大相七兄爪湯氣
摘录自万叶集
虽然一百年的时间乍一听很长,但是对于没有自己文字、一开始只能借助汉字创造语言的日语发源的时长来说,一百年只是很短的一部分时间。对于这样一个拥有悠久发展历史的语言,我们甚至是没有资格去评判的。
至今已经有一千两百年历史的最古老歌集——万叶集。作为日本人,就算没有读过,也肯定听说过这个名字。
おいららは今は罷らむ子猫鳴くらむそれその母もおいらを待つらむ
因为是凭记忆写的,可能有不对的地方,但大体上应该是没有错的。这个歌描写的是,在聚会中途离开的半猫人的歌。
准确地来说,是山上忆良在宴会中途离开的歌。
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も吾を待つらむそ
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれ負ふ母も吾を待つらむそ
憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむそ
虽然足足有三句,但因为我印象十分深刻,所以到现在还能唱出来。现在我能从书架上,抽出来三本不同出版社出版的万叶集。
万叶集的内容非常晦涩难懂,其中以无解而闻名的,是卷一篇九的部分。
莫囂圓隣之大相七兄爪湯氣
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