万葉集仮名という翻訳
この「運命的な事件」によってぞくぞくと生まれていく文字表記が、すまわち「万葉仮名」です。万葉集以前にも以後にも用いられていますが、とくに万葉集に著しいのでその名称で呼ばれる。音仮名あり、さまほどの「莫囂圓隣之大相七兄爪湯氣」のような判読至難のものもありますが、眺めていると門外漢にとっても面白く映るものが少なくない。
孤悲尒不有國
なんてのがある。恋を音仮名で孤悲と表記しているのが洒落ているというか、なかなか機知に富んでいる。訓仮名で不有國というのも、うまいこと表記したものです。平仮名は「あらなくに」、これは大辞林(第三版)にも広辞苑にも「ないことだなあ」という同じ語釈があります。
万葉仮名にはもう一つ、戯書というのがある。大辞林(第三版)には、
「くく」を「八十一」、「し」を「重二」、「出でば」を「山上複有山者」と書く類。
万叶集假名翻译
因为这个“命运事件”而起的一系列文字标注事件,统称为“万叶假名”。万叶集这个名字,不管放在哪个时代,都是非常有名气的,所以我才用了这个跟万叶集关联性非常强的名字。在音读假名里,虽然有类似“莫囂圓隣之大相七兄爪湯氣”这一类让普通人非常难以理解的语句,但其中还是能够让门外汉看懂,并且非常有趣的部分。
孤悲尒不有國
这一句里面,就有值得探究的部分。将恋改成“孤悲”两个字,听起来就很有高级感。后面的训读假名不有國,也是一个非常巧妙的写法。不有國写成平假名是“あらなくに”,这个词在大辞林(第三版)和广辞苑里,都是“不存在”的意思。
再举一个万叶假名的例子,戯書。在大辞林(第三版)里,有这些说法:
九九八十一,二二得四,出者两山叠
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