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【日语共读】佐贺的超级阿嬷(6)

【日语共读】佐贺的超级阿嬷(6)

作者: 日语之声 | 来源:发表于2018-12-23 20:09 被阅读0次

     各位听众小伙伴大家晚上好~

    今天将由 主播kasumi 为我们继续带来

    佐贺的超级阿嬷(6)

    では、はじめましょう!

    佐贺的超级阿嬷

        故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。

    ——岛田洋七

    06

    佐贺的超级阿嬷(6)

      「じゃあ、おばちゃんは、これで帰っけんね……お母さん、あとはよろしくね」

        おばちゃんは、やっぱり後ろめたかったのだろう。

    家にあがりもせず、そそくさと帰って行ってしまった。そして、俺とばあちゃんは、初対面同然のまま、いきなりふたりきりになってしまったのだ。

        "姨妈要回去喽……妈,我过两天再来看你。"

        可能姨妈还是有些心虚,她没进屋,就匆匆离去了。我和初次见面的外婆,就这么突然陷于独处状态。

        その時の俺は、幼いながらも次のようなやさしい言葉を期待していたと思う。

      「よう来たね。おはら、すいとらんか?」とか、「寂しかろうけど、おばあちゃんと頑張ろうね」とか。 ところが、ばあちゃんが初めに言ったひと言は、「ついといで」だった。

       虽然我那时还小,却也期待着亲切的问候,比如:"来了真好,肚子饿不饿啊?"或是:"虽然会寂寞,但是要和阿嬷一起努力哦!"可是,外婆第一句话却是:"跟我来!"

        そして、すたすたとかってぐちから外へ出て、はなれのこやへと向かったのだ。畳二畳分くらいしかない小屋の中には、大きなかまどがデン!とあるばかり。

    何か何だか分からず、ぼんやりしている俺に、ばあちゃんは、

      「明日から、昭広がごはんを炊くんやけん、よう見ときんしゃい」

        そう言うと、かまどに火をおこし始めたのだった。

        她大步跨出后门,走向旁边一间小屋。只有两个榻榻米大的小屋里面,有一个大炉灶。我还搞不清楚究竟是怎么回事,外婆就对我说:"从明天开始,你就要煮饭了,好好看着!"说完,开始给炉灶生火。

        ばあちゃんの言った言葉は聞こえていたのだが、それがどういうことなのか、その時の俺には、全く理解できなかった。俺は、ただただ、ぼーっと、ばあちゃんが火を起こして、藁や板きれなんかを放り込んで火加減を調整するのを見ていた。しばらくしてばあちゃんが、

      「どれ、やってみんしゃい」

        我虽然听见了外婆说的话,但完全不理解那是什么意思。我呆呆地看着外婆生火,她把稻草和木片扔进炉门里,调着火势。过了一会儿,外婆说:"来!你试试看。"

        と、今まで自分が使っていた火吹き竹を差し出して言った時も、差し出されるままに竹を受け取って、訳が分からないまま[フーフー]やった。

    だんだんと、俺の頭の中は、

      「なんで、こんなことしないといかんのやろう。僕が飯を炊くってどういうこと?」と疑問符でいっぱいになっていった。

        说着,把她刚才用来吹火的竹管递给我。我接过竹管,莫名其妙地"呼---呼---"吹着。我的脑中充满了疑惑。"为什么非得吹这个不可?我要自己煮饭,这是怎么回事?"

        でも、はあちゃんは横からうるさく口出しする。

      「それじゃ、強すぎると」

      「あんまり、間が開いたら消えてしまうよ」ばあちゃんに言われるままに[フーフー]やっているうちに、やがて、俺は、火をおこすことだけに一生懸命になった。

        可是,外婆还在旁边啰唆个没完:

        "那样太用劲儿了。"

        "时间隔太久,火就熄啦!"

        我照外婆指示,"呼---呼---"地吹着,专心致志地烧火。

        疲れて吹く息が弱まると、火が消えそうになる。

    あわてて、また懸命に「フーフー」やる。

    でも、あまり強いと火の粉が上がって、煙たくて熱い。

        そして、燃える炎と向き合っているうちに、幼い俺にも、ここで暮らさなければならないのだということが、何となく実感されてきた。

        当我累了,吹出的气流弱了,火苗眼看着就要熄灭。我赶忙又拼命"呼---呼---"地吹。可是吹得太用劲,火花四溅,浓烟滚滚,把我呛个半死。面对熊熊燃烧起来的火焰,年幼的我心里有些明白:我必须在这里生活了。

        それはもう、どうしようもないことなのだということが。煙たくて、悲しくて、涙が、後から後からあふれ続けたが、それが八歳の俺が突きつけられた現実というものだった。

        这已是无可更改的事实了。被浓烟一呛,加上悲伤,泪水泉涌而出---这就是八岁的我突然必须面对的现实。


    本期主播


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    主播/kasumi

    小编/小小铭

    责编/日语之声

    栏目/佐贺的超级阿嬷

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