皆さん、こんばんは。
又到了周三日语共读的时间啦~
陪伴大家已久的《情书》今天迎来了第32回~
情 书
《情书》是日本作家岩井俊二的长篇小说,也是其成名作,首次出版于1995年。小说由一个同名同姓的误会展开,通过两个女子书信的交流,以舒缓的笔调细致的展现了两段可贵的爱情。
32
「勝手に好きなとこに行けばいいんだ。俺はずっとここにいてやる」
「は?」
老人にはもう秋葉が見えていないようであった。そのまま庭に去って意向とするのを、秋葉は引き留めた。
「あの!」
「?」
老人が振り返った。
「随便他们想去哪里都好,我要一直待在这里!」
「什么?」
老人无视于秋叶的存在,打算朝庭院走去,秋叶喊住他。
「那个……」
「?」
老人回过头来。
「こちらはもうずっとここに住まわれてるんですか?」
「そうだよ」
「いつ頃から……」
「もうずっと前からだよ」
「十年以上前くらいですか?」
「もっとずっと前だ。昭和のはじめ頃かな」
「そんなに前から!」
「どうして?」
「いや、立派なお家やから」
「あんた誰だい?」
「え?」
老人は不意に警戒心をむき出しにした。
「你们一直住在这里吗?」
「是啊。」
「从什么时候开始?」
「很久以前。」
「超过十年了吗?」
「还要更早,大概是昭和初期吧。」
「竟然住这么久了!」
「为什么问这些?」
「没什么,因为你们的房子很漂亮。」
「你到底是谁?」
「欸?」
出乎意料地,老人起了戒心。
「不動産屋か?」
「いえ、そんなんじゃないんですが」
「阿部粕の仲間か?」
「あべカス?なんですかそれは?」
「……違うのか?」
「……」
老人はこわい顔でしばらく秋葉をにらみつけていたが、そのうちブツブツ言いながら庭のほうに消えていった。秋葉はほっとため息をついた。
「房屋中介公司?」
「不、不,我不是。」
「阿部粕的同事?」
「阿部粕?那是谁啊?」
「……我弄错了吗?」
「……」
老人用难看的脸色盯着秋叶看了一会儿,嘴里嘟嚷着,就消失在院子那头。秋叶终于松了一口气。
「なんや、あのジジイ」
そう言って秋葉は博子の許に引き返してきた。
「藤井樹いう女の子やっぱりホンマに折るみたいやな」
「聞いてた」
「そうか。本人じき帰ってくる言うとったけど、どうする?その辺で待とうか?」
しかし博子はまだ会う勇気を固めていなかった。しかしここまで来といて引き返す理由もなかった。
二人は暫く門のそばで本人の帰りを待った。博子はその間に手紙を書いた。自分の気持ちを整理するためもあった。そしてもしその手紙を書き終えてまだ本人がかえって来なかったら、それを郵便受けに入れて帰ろうと思っていた。
「这老人是怎么回事啊?」
说着,秋叶走到博子身边。
「看来,真的有一个叫藤井树的女孩。」
「我听见了。」
「是吗?听说她快回来了,怎么办?我们在这附近等吗?」
但博子还没有和对方见面的勇气,不过既然已经来到这里,也没有道理回去。
两人在门外等她回来。博子利用这段时间写了封信,一方面也是为了整理自己的情绪。而且,如果信写完了,她还没回来的话,博子打算把信投进信箱后就离开。
拝啓、藤井樹様。
あなたに会うために、そしてお詫びを言うために小樽に来ました。
今この手紙をあなたのいえの前で書いてます。
私の知っている藤井樹はどうやらあなたではなかったようです。
今日ここに来てようやくすべてがはっきりしました。
私の藤井樹は男性です。そして昔私の恋人だった人です。
最近、偶然に彼の古い住所を見つけて、
届かないのを承知で書いた手紙があの最初の手紙でした。
彼は二年前……
博子は一度ペンを止めると今書いた「彼は二年前」という部分に線を何度も引いて消してしまった。消した分の後から博子は手紙を続けた。
藤井树君:
你好。
为了来见你,也为了来向你道歉,我来到了小樽。
现在这封信是在你家门口写的。
我认识的藤井树好像不是你。
今天,我来到这里,一切才真相大白。
我的藤井树是男的,他是我以前的恋人。
最近,我偶然发现了他从前的地址。
我明知寄不到却还是写了那封信,就是最初的那一封信。
他在两年前……
博子停下笔,把刚才写下的「他在两年前」那部分画了几条线,涂掉了。接着她在涂掉的句子后面继续写着。
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主播/点点奀
编辑/ミアオ
责任编辑/日语之声
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