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【日语共读】你的名字(93)

【日语共读】你的名字(93)

作者: 日语之声 | 来源:发表于2019-05-02 23:22 被阅读1次

    君 の 名 は

    你/的/名/字

    故事发生的地点是在每千年回归一次的彗星造访过一个月之前,日本飞驒市的乡下小镇糸守町。在这里女高中生三叶每天都过着忧郁的生活,而她烦恼的不光有担任镇长的父亲所举行的选举运动,还有家传神社的古老习俗。在这个小小的城镇,周围都只是些爱瞎操心的老人。为此三叶对于大都市充满了憧憬。

    然而某一天,自己做了一个变成男孩子的梦。这里有着陌生的房间、陌生的朋友。而眼前出现的则是东京的街道。三叶虽然感到困惑,但是能够来到朝思暮想的都市生活,让她觉得神清气爽。另一方面在东京生活的男高中生立花泷也做了个奇怪的梦,他在一个从未去过的深山小镇中,变成了女高中生。两人就这样在梦中邂逅了彼此。

    93

    主播·樱井浪浪

    文中的人称代词有重要作用,而中文的第一人称【我】已经反映不出性别,故采取我(♂),我(♀)的方式表现。

    なんだかよく分からないまま、私は巨木の下を出て、窪地を歩き始める。瀧くんは、アウトドアな厚めのパーカーを着込んでいる。分厚いゴム底のトレッキングシューズを履いている。地面は柔らかく濡れていて、さっきまで雨が降っていたのか、背の低い草にはびっしりと水滴がついている。でも、見上げた空はすっきりと晴れている。ちぎれた薄雲が、金色に輝きながら風に流されている。

    摸不到头脑的我(♀),离开巨木之下,开始渡过洼地。瀧君,穿着厚实的户外连帽衣和登山鞋。地面柔软而濡湿,是因为刚才的雨吧,低矮的草叶上亮晶晶的承载着水滴。但,头顶的天空晴的写意。被切碎的薄云,闪闪发光的同时随风流转。


    そして私自身の記憶は、なんだかぼんやりしている。

    而我(♀)的记忆,也多少添杂了些暧昧。


    なにも思い出せないまま、私はやがて窪地の端、斜面の下まで辿りつく。斜面を見上げる。ここはカルデラ状の地形で、この斜面を登り切ると、そこが山の頂上だ。私は登り始める。登りながら、記憶を探る。ここに来る前になにをしていたのか、なんとか思い出そうとする。するとやがて、その端っこに指が触れる。

    什么都想不起来,我(♀)只是终于从洼地的一端,到达斜面之下。望着斜面上部,明白这是凹火山坑地形,爬过这个斜面,就是山顶。我(♀)开始攀登。攀登途中,梳理着记忆。来这之前在干什么,拼命的想要想出。很快的,也触及到了记忆的线头。


    祭りばやし。浴衣。鏡に映った、髪を短くした自分の顔。

    神乐,和服。镜子里的,剃短头发的自己。


    ------そうだ。

    ——是了。


    昨日は秋祭りで、私はテッシーたちに誘われて浴衣を着て出かけたのだ。彗星が一番明るく見える日だから、三人で見に行こうって。そうだった。なんだかずいぶん遠い記憶のような気がするけれど、あれは確かに、昨日だ。

    昨天是秋祭,我(♀)在TESSI一行的邀约下穿着和服出门。说是彗星最显眼的日子,三个人一起去看什么的。是了。但不知为什么已经是非常久远的记忆一样。明明,才发生在昨天。


    テッシーとサヤちんは、私の新しい髪型にずいぶん驚いていた。テッシーなんて、がーんと音がするくらい大きな口をあけていた。なんだか気の毒なくらい二人は動揺してしまっていて、高台まで歩く間中ずっと、「なあなあやっぱ失恋かなあ」とか、「なんよその発想は昭和のオヤジ?」とか、私の背中でこそこそと言い合っていた。

    TESSI和SAYA酱,对我(♀)的新发型相当吃惊。TESSI还嘴大张开,可以看出二人眼光中同情的神色,往高台走去的时候,一直【你最近果然失恋了吧】【想什么啊玩昭和风?】之类的,在我(♀)背后窸窸窣窣。


    一車線の細い道を登りきり、カーブミラーを曲がると、視線のまっすぐ先の夜空に唐突に、巨大な彗星があった。長くたなびく尾はエメラルドグリーンに輝いていて、その先端は月よりも明るかった。目を凝らすと、細かな塵のような粒がその周囲にきらきらと舞っていた。私たちは喋るこも忘れ、ばかみたいに口を開いて、長い時間それに見とれた。

    登上一车道的狭窄道路,转过拐角镜,视线的正前方,巨大的彗星就像突然出现。长长的尾巴拖曳出翠绿闪烁,前端比月亮还要明亮。定睛细看,灰尘一样的粉粒在周围起舞。我们忘记了语言,只是像白痴一样大张着嘴,长久的凝望。


    そしてついのまにか、彗星の先端が二つに分かれていることに、私は気づいた。大きくて明るい二つの先端、その一つが、ぐんぐんと近づいてくるように見えた。やがてその周りに、細かい流れ星が幾筋も輝きはじめる。星が降ってくるようだった。いや、それは実際に星が降る夜だった。まるで夢の景色のように、それは嘘みたいに綺麗な夜空だった。

    而就在这之间,彗星的前端分裂成了两半。硕大而明亮的两个前端,一方可以看到是渐渐靠近。很快周围,细细的流星开始闪耀。就像是星星坠落一样。不,这就是星星坠落的夜晚。仿若梦中的景色,仿若谎言一般绮丽的夜空。

    本期主播:樱井浪浪

    本期小编:KUMO

    责任编辑:日语之声

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