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【日语共读】《罗生门》连载(6)

【日语共读】《罗生门》连载(6)

作者: 日语之声 | 来源:发表于2018-12-21 12:48 被阅读2次

    皆さん、こんばんは、zoeと申します。各位听众朋友们大家晚上好,我是今天共读栏目的主播zoe。今天我们继续共读的是日本小说家芥川龙之介先生的短篇小说《罗生门》。

    羅生門

    芥川龍之介

    「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

    “你在干么,老实说,不说就宰了你!”

    下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘(さや)を払って、白い鋼(はがね)の色をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球(めだま)が眶(まぶた)の外へ出そうになるほど、見開い(みひらい)て、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は始めて明白(めいはく)にこの老婆の生死(せいし)が、全然、自分の意志に支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていた憎悪(ぞうおく)の心を、いつの間にか冷(さ)ましてしまった。後(あと)に残ったのは、ただ、ある仕事をして、それが円満に成就(じょうじゅ)した時の、安(やす)らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、下人は、老婆を見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

    「己(おの)は検非違使(けびいし)の庁の役人などではない。今し方(かた)この門の下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄(なわ)をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分(いまじぶん)この門の上で、何をして居たのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」

    家将摔开老婆子,拔刀出鞘,举起来晃了一晃。可是老婆子不做声,两手发着抖,气喘吁吁地耸动着双肩,睁圆大眼,眼珠子几乎从眼眶里蹦出来,像哑巴似的顽固地沉默着。家将意识到老婆子的死活已全操在自己手上,刚才火似的怒气,便渐渐冷却了,只想搞明白究竟是怎么一回事,便低头看着老婆子放缓了口气说:“我不是巡捕厅的差人,是经过这门下的行路人,不会拿绳子捆你的。只消告诉我,你为什么在这个时候在门楼上,到底干什么?”

    すると、老婆は、見開い(みひらい)ていた眼を、一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。眶(まぶた)の赤くなった、肉食鳥(にくしょくちょう)のような、鋭い(するどい)眼で見たのである。それから、皺で、ほとんど、鼻と一つになった唇を、何(なに)か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った(とがった)喉仏(のどぼとけ)の動いているのが見える。その時、その喉から、鴉(からす)の啼く(なく)ような声が、喘(あえ)ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。

    于是,老婆子眼睛睁得更大,用眼眶红烂的肉食鸟一般矍铄的眼光盯住家将的脸,然后把发皱的同鼻子挤在一起的嘴,像吃食似的动着,牵动了细脖子的喉尖,从喉头发出乌鸦似的嗓音,一边喘气,一边传到家将的耳朵里。

    「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘(かずら)にしようと思うたのじゃ。」

    “拔了这头发,拔了这头发,是做假发的。”

    下人は、老婆の答(こだえ)が存外(ぞんがい)、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな(ひややかな)侮蔑(ぶべつ)と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色(けしき)が、先方(せんぼう)へも通じたのであろう。老婆は、片手に、まだ死骸の頭から奪った長い抜け毛を持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

    一听老婆子的回答,竟是意外的平凡,一阵失望,刚才那怒气又同冷酷的轻蔑一起兜上了心头。老婆子看出他的神气,一手还捏着一把刚拔下的死人头发,又像蛤螟似的动着嘴巴,作了这样的说明。

    好了,本期共读栏目到此结束,想知道老婆子接下来说了什么,下周四我们继续,では、皆さん、おやすみなさい

    本期监制: 日语之声

    本期小编: 沫    言

    本期主播: z o e

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