皆さん、こんばんは。
又到了周三日语共读的时间啦~
陪伴大家已久的《情书》今天迎来了第41回~
情 书
《情书》是日本作家岩井俊二的长篇小说,也是其成名作,首次出版于1995年。小说由一个同名同姓的误会展开,通过两个女子书信的交流,以舒缓的笔调细致的展现了两段可贵的爱情。
41
渡辺博子に宛ててお詫びの手紙を書いてから1週間が過ぎた。あたしの風邪も快方に向かい、図書館でもようやく受付に立つことが許された。
博子があたしの家の前で書いたというあの手紙は”主”にだけ見せた。あたしにすればそれはそれで結構ドラマティックな内容に思われたのだが、どうも、”主”の趣味ではなかったようです、
「なんだ。ピリー。ミリガンじゃないのか。つまんない」
それが’主’の感想だった。
给渡边博子写完道歉信后,又过了一个星期,我的感冒终于逐渐好转,图书馆总算允许我站在柜台了。
博子在我家门口写的那封信,我只给「老大」看。对我而言,这封信的内容非常戏剧化,但「老大」看起来似乎不感兴趣。
「原来不是多重人格呀,真无聊!」
这就是「老大」的感想。
うちの方では引越しの話が着々と進んでいた。阿部粕さんの労でようやく手頃なマンションが見つかったのだ。今回の下見にはあたしも参加することができた。
小樽駅のすぐ傍の日当たりのいい部屋だった。間取りは今の家よりは遥かに手狭だったが、あのボロ家売り払って、税金を払って、そのあまりで買える物件となると、広さなんか望むべくもなかった。
「まあね。三人暮らしには手頃なサイズよね」と、ママが言った。
「そうですよ。今の家だと三人には広すぎるでしょ?」と、阿部粕さん。
「まあね、三部屋も遊ばせてるからね」
「でしょ?」
「下宿人でも住まわせようかしら」
「お姉さん、そいうこと考えると、また引越し延びちゃいますよ」
「あ、そうね」
阿部粕は決めてもらうのに必死である。
我家的搬家事宜进展顺利。多亏阿部粕姑丈的帮忙,总算找到了合适的公寓。下次看房子我也可以去了。
那房子在小樽车站附近,光线充足,房间比现在的房子要小得多。不过,把这栋破房子卖掉,缴完税金后,剩下的钱根本也不奢望可以买得起什么宽敞的房子了。
「这个大小正适合三个人住。」妈妈说。
「就是说啊,现在的房子三个人住太大了吧?」阿部粕姑丈说。
「是啊,还有三个房间空着。」
「对吧?」
「分租给别人如何?」
「嫂子,如果你这么想,搬家的事又要延迟了。」
「啊,对呀。」
阿部粕姑丈拼命说服我们做决定。
「また土壇場(どたんば)でキャンセルされたらかなわないもんね」
あたしが阿部粕さんの心中を代弁してあげた。阿部粕さんは頭を掻いた。
「どっちにしても結論は早めに。。。結構人気の物件なんで」
「結論は出てるのよ」
そう言ってママは顔をげんなりさせた。
「あとはおじいちゃんをどう説得するかだけなのよ」
確かにそこが問題だった。
家に帰ると祖父を相手にママの強硬な説得が始まった。
「都到了最后关头,反悔可就糟了!」
我替阿部粕姑丈说出了他的真心话。阿部粕姑丈搔了搔头。
「不管怎样,尽快定下来吧……那房子很抢手的!」
「我已经决定好了。」
妈妈这样说,表情显得疲惫不堪。
「剩下的就是该怎么说服爷爷。」
这的确是个问题。
妈妈一回到家,就对爷爷展开她那强而有力的攻势。
「どのみちあと数年で、取り壊さなきゃいけないのはわかるでしょ、おじいちゃん。だとしたら、今のうちに手を打っておいたほうがいいと思うの」
祖父はママの話が終わらないうちに腰を上げ、そのまま部屋を出ていこうとした。さすがにその行動が気に障ったらしく、ママは大きな声を祖父の背中に浴びせかけた。
「決めちゃいますからね!」
祖父はふりかえりもせずに言い返した。
「俺は反対だ」
「じゃ、ちょっと座ってよ」
「再过几年这房子肯定要被拆掉,这你早就知道了,既然这样的话,我觉得最好现在先做准备。」
爷爷不等妈妈说完,就起身打算走出房间。这个举动显然惹恼了妈妈,她对着爷爷的背影大声嚷道:
「我已经决定了!」
爷爷头也不回地说:
「我反对。」
「那你先坐一下。」
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主播/超酱
编辑/ミアオ
责任编辑/日语之声
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