各位听众小伙伴大家晚上好~
今天将由 主播みちこ为我们继续带来
佐贺的超级阿嬷(11)
では、はじめましょう!
佐贺的超级阿嬷
故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。
——岛田洋七
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佐贺的超级阿嬷(11)
「広島から来た徳永昭広君です。みんな、仲良くしてあげてくださいね」先生が、俺をみんなに紹介した。当時、広島といえば佐賀からみれば大都会である。その上、場違いな金(かね)ボタンに革靴の俺は、気障な都会っ子に見えたらしい。それで、何かケチがつけたかったのだろう。先生に促(うなが)されて席に着いた俺に、隣の子が言った。「おまえのかあちゃん、年とってるなあ」俺はうつむいた。「かあちゃんやない。ばあちゃんや」そう言い返そうと思ったけど、俺を送ってきて、まだ教室にいたばあちゃんに悪いような気がして、何となく言えなかった。ばあちゃんは、ちょっと寂しそうに俺を見て笑うと、先生に丁寧に挨拶して帰って行った。
"这是广岛来的德永昭广君,大家要好好相处啊!"老师把我介绍给大家。那时,在佐贺人眼中,广岛是一个大都市,而我那不合时宜的金纽扣制服和皮鞋,看起来就像个装模作样的城市小孩,让他们看不顺眼。老师督促我坐到位子上之后,旁边的小孩跟我说:"你妈妈好老啊!"我低下头。我想说:"她不是我妈妈,是我外婆!"可是我觉得似乎有些对不起送我来学校、还站在教室里的外婆,所以没开口。外婆讪讪地对我笑笑,和老师殷勤寒暄后,便回去了。
それでも、クラスメートの俺に対する敬遠はほんのちょっとの間のことで、一ヶ月もすれば、俺はもうすっかり学校になじんでいた。泥んこになって駆け回っているうちに、革靴はあっという間にボロボロになり、近所の子供たちと同じ下駄ばきになった。かあちゃんがいないことは相変わらず寂しかったが、田舎の暮らしは貧乏でも、それなりに楽しいものだった。
一开始,同学们对我敬而远之,但那只是很短的一段时间。一个月后,我已经完全融入新学校里了。在浑身是泥的追逐嬉戏中,皮鞋很快就破破烂烂了,于是我跟附近的孩子一样穿上木屐。母亲不在身边,我还是很寂寞。不过乡下生活虽然穷,却也有别样的乐趣。
まず、駄菓子屋なんかに行かなくても、おやつは木の実で十分に事足りる。佐賀ではじめて食べたのは、椋(むく)の実だった。真っ黒な小さい実は、見た目は悪いけれど、甘酸っぱくて杏みたいな味がする。川原に大きな椋の木があったのだが、それが枝が二股に分かれていて、瘤があって、「登って、登って」と言っているような木だった。そこによじ登っては、みんなで実を採るのだ。でも、とにかく小さい実で、ひとりで何百個も食べないと満足しない。だから七、八人が一斉に木に登って、ぶらーんと枝にぶら下がって、実をとっては口に放り込んでいた。
虽然不能去商店买零嘴吃,但树上的果实也足够当零食。我在佐贺最先吃到的是朴树果。漆黑的小果子乍看上去似乎很难吃,但味道酸酸甜甜的,有点儿像杏子。河边有棵大朴树,树干岔开两根,有个树瘤,让人看了就想爬上去。大伙儿一齐爬上去摘树果,果子很小,每个人不吃上几百颗不会饱。我们常常七八个人一齐爬上树,攀着树枝,摘了果子就往嘴里送。
木登りという遊びと、おやつの時間が一体化した実にのどかな楽しいひとときだった。他にも、その時は秋だったから、ぐみの実とか、柿とか、自然にたくさんなっていて、広島の都会で育った俺には、驚かされることばかりだった。もちろん、そんな風だから遊びにもお金はかからない。木登りしたり、川原を駆け回っているうちに、あっという間に夕暮れになる。おもちゃも手作りした。木の上に秘密基地めいた小屋を作ったり、いかだを作って、みんなで川を下ったり。材料になる木はその辺にいくらでも落ちていたから、これもかかるお金はゼロだった。
那是爬树游戏和零食时间融为一体的快乐悠闲时光。时值秋天,佐贺还产茱萸果、柿子等等,对大城市长大的我来说,都是新鲜事。当然,这些游戏不需要花钱。爬树、在河边追逐,转眼间一天就过去。玩具也是自制的,我们还会在树上搭建秘密基地,或者做个竹筏,到河上划着玩。作为材料的木头,要多少有多少,也完全不需要钱。
でも、こんな日々も十分楽しかったけれど、その頃、剣道がはやりはじめていた。
这样的日子简单又快乐,但很快,剑道开始流行起来。
本期主播
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主播/みちこ
小编/小小铭
责编/日语之声
栏目/佐贺的超级阿嬷
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