各位听众小伙伴大家晚上好~
今天将由 主播みちこ为我们继续带来
佐贺的超级阿嬷(8)
では、はじめましょう!
佐贺的超级阿嬷
故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。
——岛田洋七
08
佐贺的超级阿嬷(8)
後について行くと、玄関先でばあちゃんが紐をはずしているところだった。
「ばあちゃん、それ何?」
「磁石」ばあちゃんは、紐の先を見せながら言う。紐の先っぽには確かに磁石がくくりつけてあって、そこには釘や鉄クズがくっついている。
「ただ歩いたらもったいなかとよ。磁石つけて歩いたら、ほら、こんなにもうかるばい」
「もうかるって?」
「鉄クズは、売りに行ったら結構高く売れると。落ちてるのに、拾わんかったらバチが当たる」そう言いながら、ばあちゃんは釘や鉄クズを磁石からはがし、バケツの中に入れている。バケツの中には、すでにかなりの戦利品が納められていた。
我跟在后面进门,外婆正解下她腰上的绳子。
"阿嬷,那是什么?"
"磁铁。"外婆看着绳子说。绳子一端绑着一块磁铁,上面粘着钉子和废铁。
"光是走路什么事也不做,多可惜,绑着磁铁走,你看,可以赚到一点外快的。"
"赚到?"
"这些废铁拿去卖,可以卖不少钱哩!不捡起掉在路上的东西,要遭老天惩罚的。"外婆说着,取下磁铁上的钉子和铁屑,丢进桶里。桶里已经收集了不少战利品。
ばあちゃんは、出かけるときは必ず磁石を腰からぶら下げているらしい。俺は、あっけにとられた。見かけによらず、何という逞(たくま)しいばあちゃんなのだろうか。しかし、まだまだ驚いている場合ではなかった。鉄クズをバケツに入れ終えたばあちゃんは、今度はスタスタと川の方へ歩いて行った。ついて行くと、なぜか川を覗(のぞ)き込みニッコリ笑っている。
「昭広も手伝いんしゃい」振り返ってそう言うと、ばあちゃんは川から木ぎれや木(こ)っ端(ぱ)を拾い上げ始めた。川の水面すれすれに一本の棒がわたしてあり、その棒に木ぎれや何かがひっかかっているのだ。
外婆出门时,好像一定会在腰间绑着绳子。我简直看呆了。外婆真是能干,尽管从外表一点也看不出来。但这还不是最让我惊讶的事。外婆把钉子铁屑都丢进桶子后,又大步走到河边。我跟在后面,奇怪外婆为什么看着河水微笑。
"昭广,帮我一下。"她回头叫我之后,转身从河里捞起木片和树枝。河面架着一根木棒,拦住一些上游漂下来的木片和树枝。
さっき、川を覗いていた時に、「何かなあ?」と渡された棒を見ていたのだが、まさか、ばあちゃんが仕掛けたものとは思わなかった。なんと、ばあちゃんは、この棒に引っかかる木の枝や木っ端を乾かして薪(まき)にしていたのだ。
「川はきれいになるし、燃料費はタダ。まさに一石二鳥だねえ」と豪快(ごうかい)に笑うばあちゃん。
之前我到河边张望时,还在好奇那根木棒为何横在河里,哪里想得到是外婆用来拦截漂流物的法宝!外婆把木棒拦下来的树枝和木片晒干后当柴烧。
"这样,河水可以保持干净,我们又有免费柴火,真是一举两得。"外婆豪爽地笑着说。
今思えば、ばあちゃんは四十五年も前から環境問題に取り組んていたのである。さらに、棒にひっかかるのは木だけではなかった。川の上流に市場があって、二股(ふたまた)になった大根や、まがったキュウリなど、売り物にならない野菜が川に捨てられる。それも、棒に引っかかるのだ。ばあちゃんは、いびつな形の野菜を見て言う。
「二股の大根も、切って煮込めば一緒。まがったキュウリも、きざんで塩でもんだら同じこと」
もっともである。さらに、半分傷(いた)んだ野菜や果 物も、売り物にならないので捨てられる。
现在看来,外婆早在四十五年前就已经致力于资源回收利用了。木棒拦住的不只是树枝和小木块。上游有个市场,尾部开杈的萝卜、畸形的小黄瓜等卖不出去的蔬菜,都被丢进河里,也都被木棒拦住了。外婆看着奇形怪状的蔬菜说:
"开杈的萝卜切成小块煮出来味道一样,弯曲的小黄瓜切丝用盐腌一腌,味道也一样。"
是这样。还有一些果皮受损的水果,也因为卖相不好而被丢弃。
本期主播
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主播/みちこ
小编/小小铭
责编/日语之声
栏目/佐贺的超级阿嬷
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