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【日语共读】佐贺的超级阿嬷(21)

【日语共读】佐贺的超级阿嬷(21)

作者: 日语之声 | 来源:发表于2019-04-07 00:46 被阅读2次

     各位听众小伙伴大家晚上好~

    今天将由主播 kasumi为我们继续带来

    佐贺的超级阿嬷(21

    では、はじめましょう!

    佐贺的超级阿嬷

        故事讲述了在8岁那年,小主人公德永昭广离开家乡广岛,来到佐贺的乡下老家。这里没有玩具,这里没有朋友,甚至连送他来的妈妈也转身离开,迎接德永昭广的只有低矮破旧的房屋,以及独立抚养了七个儿女的超级阿嬷。刚来阿嬷家的德永昭广无法适应这里的寒酸生活,但随着时光的流逝,德永昭广渐渐体味到了与阿嬷在一起生活所得到的幸福。

    ——岛田洋七

    21

    佐贺的超级阿嬷(21

        俺が先生の腹痛の意味を知ったのは、六年生になって、初めてばあちゃんにこの話をした時だった。

      「変ばい?みんな、運動会にお腹痛くなるっちゃけん」

      「なんば言いよると。それは、先生がわざとしてくれたとよ」

      「え?でも、お腹が痛かって……」

        我明白老师肚子痛的含义,则是六年级第一次跟外婆说起这事的时候。

        "奇怪,他们一到运动会就肚子痛。"

        "是借口,老师特意这么做的。"

        "啊?可是他们说肚子痛……"

     

      「それが本当の優しさと。昭広のために弁当持ってきたって言ったら、お前もばあちゃんも気ぃつかうやろ?だから先生は、お腹が痛いから交換しようって言ったとよ」

        かあちゃんが運動会に来られないという俺の話が、代々、職員室で担任に受け継がれ、せめて一年に一度、おいしい物を食べさせてやろうと先生たちが練ってくれた策だったらしい。

        本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること。

    "那是真正的体贴啊!他们如果说帮你带了便当,你和外婆都会难堪。所以老师都假装说肚子痛,要和你换便当。"

        学校老师都知道我母亲不能来参加运动会,因此想出这个每年至少让我吃到一次美味食物的策略。

    "真正的体贴是让人察觉不到的。"

     

        それは、ばあちゃんの信条でもあるらしく、その後も、俺は何度となくその言葉をばあちゃんから聞いた。

        そしてこの運動会の弁当の話は、今でも俺の心に深く残っている本当の優しさのひとつだ。

        这好像也是外婆的人生信条,我后来也多次从外婆嘴里听到这番话。

        直到现在,运动会的便当故事,还是深深印在我心里的"真正体贴"之一。

     

    湯たんぽが運んできた幸せ

     

        佐賀というと、南の方だから暖かいと思う人が多いようだが、九州の冬は案外寒い。

    しかも、ばあちゃんの家は古い日本家屋だったので,寒さが身にしみた。それに、寒くなると皮下脂肪が必要になるのか、いつもよりお腹が空くような気がしたし、実際に空腹の時はいつもより寒く感じた。

        佐贺地处南方,很多人以为那里天气温暖,其实九州岛的冬天出乎意料地冷。外婆家是老式的房子,更是寒冷彻骨;而且,人似乎一冷,就会消耗皮下脂肪,总觉得肚子空空的。尤其是真正饥饿时,感觉会更冷。

        あれはたしか小学校三年生の、秋も深まり、冷え込みが厳しくなってきた頃のことだった。学校から帰った俺は、ランドセルを置くやいなや、

      「ばあちゃん、腹へった!」

        とうったえた。だが、その日はきっと何もなかったのだろう。ばあちゃんは、いきなり、

      「気のせいや」と、返してきたのだ。

        小学三年级某天,正是秋凉已深、寒气逼人的时候。我放学回家,书包还没放下就嚷着:

        "阿嬷,好饿啊!"

        可是那天,家里肯定是什么吃的都没有,外婆冷不防回了我一句:

        "是你神经过敏了。"

     

        そう言われると、また九つかそこらの俺は「そうかなあ」と大人しくしているしかない。もう日は暮れていて、外で遊ぶことは出来ないし、テレビなんてあるはずもない。手持ちぶさたな俺が、

      「何しようかな?」

        と、ポツリと呟いたら、ばあちゃんは、

      「もう寝なさい」と言うではないか。時計を見ると、まだ夕方の四時半。いくら何でも早いとは思ったが、寒かったので俺は素直に布団に入り、いつしか寝入ってしまった。

        听她这么一说,才九岁的我也只能乖乖地承认"是这样啊"。不吃饭,做什么好呢?我们家没有收音机,当然也没有电视看。穷极无聊的我嘀咕着:

        "我去外面玩吧。"

        外婆竟然对我说:

        "不行!出去玩肚子会饿,你去睡觉吧。"

        我看看钟,才下午四点半啊!怎么说都还太早吧!可是因为实在太冷,我乖乖地钻进被窝,不知不觉睡着了。

     

        多分、夜の十一時半くらいだったろう。俺は、いくら気のせいやと言われても、お腹が空きすぎて目が覚めた。

        隣に寝ているばあちゃんを、

      「やっぱり、お腹減った」と揺り起こしたら、今度は、「夢や」と言われてしまった。

        大概晚上十一点半,尽管外婆一直说我是神经过敏,但我那次真的是饿醒过来了。我摇醒睡在旁边的外婆说:

        "我真的肚子饿啦!"

        这回她却跟我说:

        "你在做梦!"


    本期主播


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    主播/kasumi

    小编/小小铭

    责编/日语之声

    栏目/佐贺的超级阿嬷

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