美文网首页日语语言·翻译日语共读
【日语共读】《挪威的森林》连载 31

【日语共读】《挪威的森林》连载 31

作者: 日语之声 | 来源:发表于2019-01-02 17:26 被阅读0次

    僕はそんな気持を直子に何度か話そうとした。彼女なら僕の考えていることをある程度正確にわかってくれるんじゃないかという気がしたからだ。しかしそれを表現するための言葉がみつからなかった。変なもんだな、と僕は思った。これじゃまるで彼女の言葉探し病が僕の方に移ってしまったみたいじゃないか、と。 

    好几次,我都想把这种想法告诉直子,我总觉得她对我的想法应该能有某种程度的理解才是。但我不知道该怎么表达。这着实有些诡异,仿佛被她传染了不知如何措词的毛病一样。

    土曜の夜になると僕は電話のある玄関ロビーの椅子に座って、直子からの電話を待った。土曜の夜にはみんなだいたい外に遊びに出ていたから、ロビーはいつもより人も少くしんとしていた。僕はいつもそんな沈黙の空間にちらちらと浮かんでいる光の粒子を見つめながら、自分の心を見定めようと努力してみた。いったい俺は何を求めてるんだろう?そしていったい人は俺に何を求めているんだろう?しかし答らしい答は見つからなかった。僕はときどき空中に漂う光の粒子に向けて手を伸ばしてみたが、その指先は何にも触れなかった。

    一到星期六晚上,我便坐在有电话的大厅椅子上等直子的电话。星期六晚上大伙儿几乎全出去玩了,大厅里比平日鲜有人走动,显得冷冷清清。我总是一边盯着飘浮在这静谧的空间里闪闪发光的光粒子,一边努力试着探索自己。我究竟在追求些什么?而人们究竟希望我给他们什么?但我始终找不到一个像样的答案。我对着飘浮在空中的光粒子伸出手去,却什么也碰不到。

    02

    僕はよく本を読んだが、沢山本を読むという種類の読書家ではなく、気に入った本を何度も読みかえすことを好んだ。僕が当時好きだったのはトルーマン?カポーティ、ジョン?アップダイク、スコット?フィッツジェラルド、レイモンド?チャンドラーといった作家たちだったが、クラスでも寮でもそういうタイプの小説を好んで読む人間は一人も見あたらなかった。彼らが読むのは高橋和巳や大江健三郎や三島由紀夫、あるいは現代のフランスの作家の小説が多かった。だから当然話もかみあわなかったし、僕は一人で黙々と本を読みつづけることになった。そして本を何度も読みかえし、ときどき目を閉じて本の香りを胸に吸いこんだ。その木の香りをかぎ、ページに手を触れているだけで、僕は幸せな気持になることができた。

    我经常看书,但不是那种看了很多书的蛀书虫,我只是喜欢把自己喜欢的书多看几遍而已。当时我喜欢的作家有:卡波特(译注:TrumanCapote,一九二四一九八四年,美国小说家)、阿普戴克(译注:JohnUpdike,一九三二年生,美国小说家)、费杰罗(译注:ScottFitzgerald,一八九六一九四Ο年,美国小说家)和钱德勒(译注:RaymondChandler,一八八八一九五九年,美国侦探小说家)等人,可是在班上或宿舍里,我却不曾找到一个志同道合的。他们喜欢看的是高桥和巳、大江健三郎和三岛由纪夫的作品,或是一些现代法国作家的小说。和他们既然是话不投机半句多,我便只得一个人默默地看我的书了。我反覆地看,有时便闭上眼睛,嗅嗅书的香气。只要嗅到香气,碰到书,我就觉得自己非常幸福。

    今日主播--漓

    图文编辑 | 薪火相传

    责任编辑 | 日语之声

    注:本节目仅用于分享和学习交流,不得转用和商用,内容版权归原作者所有。若有侵权,请在作品下方留言,我们会尽快删除。

    相关文章

      网友评论

        本文标题:【日语共读】《挪威的森林》连载 31

        本文链接:https://www.haomeiwen.com/subject/tlxtrqtx.html