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【日语共读】《心》夏目漱石(102)

【日语共读】《心》夏目漱石(102)

作者: 日语之声 | 来源:发表于2018-12-21 12:50 被阅读4次



           《心》讲述的是“先生”结识并爱上了房东家的小姐,同时也赢得了房东太太的好感,但却因年少时曾受到叔父的欺诈而对他人时存戒心,迟迟不能表白自己的心意。后来,“先生”的好友K住进了房东家里,也爱上了小姐,直率的K向好友“先生"表白了自己的心事,“先生”在表面上批评K“不求上进”,背地里却偷偷地向房东太太提出要和小姐结婚。知道了这一切真相之后的K在绝望中自杀了,同时K的死也留给“先生”一生的不安和自责,婚后的“先生”一直无法忘却K,他的内心无比的寂寞,终于也走上了自杀的道路

       父が変な黄色いものも嘔(は)いた時、私はかつて先生と奥さんから聞かされた危険を思い出した。「ああして長く寝ているんだから胃も悪くなるはずだね」といった母の顔を見て、何も知らないその人の前に涙ぐんだ。

     兄と私が茶の間で落ち合った時、兄は「聞いたか」といった。それは医者が帰り際に兄に向っていった事を聞いたかという意味であった。私には説明を待たないでもその意味がよく解っていた。

      「お前ここへ帰って来て、宅(うち)の事を監理する気がないか」と兄が私を顧みた。私は何とも答えなかった。

        

         当父亲呕吐奇怪的黄水时,我想起了先生和夫人曾经说过的那种危险。

       “躺了那么久,自然胃口也躺坏了。”母亲说。我望着她那无知的脸,不由地涌出了泪水。

        哥哥和我在茶室相遇时,他问道。“听见了么?”他指的是医生临走时跟他说的话。用不着他解释,我早就明白了那个意思。

    「お母さん一人じゃ、どうする事もできないだろう」と兄がまたいった。兄は私を土の臭(にお)いを嗅(か)いで朽ちて行っても惜しくないように見ていた。

    「本を読むだけなら、田舎(いなか)でも充分できるし、それに働く必要もなくなるし、ちょうど好(い)いだろう」

    「兄さんが帰って来るのが順ですね」と私がいった。

       “咱娘一个人,什么事也干不成。”哥哥又说。他仿佛把我看成是死守故土不离的那种人了。

       “你要只是喜欢看书,那便在乡下也做得到,而且也不必干活,不正好嘛。”

       “按理说倒是哥哥应该回来。”我说。

     「おれにそんな事ができるものか」と兄は一口(ひとくち)に斥(しりぞ)けた。兄の腹の中には、世の中でこれから仕事をしようという気が充(み)ち満(み)ちていた。

     「お前がいやなら、まあ伯父さんにでも世話を頼むんだが、それにしてもお母さんはどっちかで引き取らなくっちゃなるまい」

     「お母さんがここを動くか動かないかがすでに大きな疑問ですよ」

     兄弟はまだ父の死なない前から、父の死んだ後(あと)について、こんな風に語り合った。

       “我怎么能干这种事?”哥哥一口回绝了。他那口气,充满了今后要在世上大干一番事业的雄心。

       “你要是不乐意,也可以请叔父帮忙照料。但是,咱娘总得由谁来照顾才行啊。”

       “咱娘离不离开这里还是个大问题哪。”

       兄弟俩在父亲还没死之前,就商量起父亲死后的事情来。



    主播介绍

    本期主播:棕残

    本期编辑:LMN     

    责任编辑:日语之声

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